畳製造販売の富中産業(新潟県村上市南町2)は葬送用の「いぐさの棺(ひつぎ)」の製造、販売を始めた。富中産業は、ひつぎに入った遺体の下に敷く専用畳「儀典畳」の製造販売を手がける。葬祭用の新たな製品として自社技術を生かして開発。深澤德秋(のりあき)社長は「慣れ親しんだ和室のような雰囲気で故人を送れる」と話している。